童話をプレゼント

出産する友人にプレゼントを、という話をしています。私は絵本をあげたいなと前から思っていました。というのは、自分で振り返って両親がくれたもので一番感謝しているのが物語だからです。

母方の祖母だと思うんですが、家には子供用の童話の全集があって、それを好きなように読むことができました。グリム童話やアンデルセン童話やイソップや、アラビアンナイト、日本昔話も日本の神話もありました。物語というのは覚えているようで覚えていないことの多いものです。うろ覚えだとわけのわからないことになりがちです。有名どころのシンデレラや白雪姫、桃太郎をまちがう母親はいないでしょうが、これが「ジャックと豆の木」とか「三枚の御札」だったらどうでしょう。話がまざってわけのわからないことになりませんか?たとえばジャックが豆の木を登って雲の上へ行くと大きな屋敷があってそこに巨人がいます。ジャックは巨人に見つからないように隠れますが、その前にやさしい巨人の母親にあって三枚の御札をもらうのです。で、いろいろあって逃げる時にジャックはお札をなげて川をつくったり山を作ったり。で、最後は巨人が豆に化けて餅でくるんで食べてしまう、みたいな。西洋の話で餅って。そんな話もないでしょう。そこへきちんと文章化された本があると、適当にごっちゃにした話を子どもに教え込まないですみますからね。

ところが調べてみると美しいイラスト付きの童話集というのはどうもあまりないようですね。あってもグリムで五巻セットとかだいぶ激しいことになっています。ちょっとお金がきついかしら。悩ましい問題ですけれど、やはりどうしても童話がいいなと思ってしまうのでちょっと出かけて子どもの本専門の本屋さんへ行ってみようかと思います。そこは上の階にはおもちゃ屋があるお店で、もうほかの本屋では(インターネットの書店を除いて)売っていないような本もおいてあって大変素敵なのですよ。

本は心の栄養です。色々と新しい本が出てきますが、やはり名作童話はすべての元になりますから、新しいアレンジされたものを読む前に基本のお話を知っておかなければ。他人の子どもなのにそう思ってしまうのですよ。迷惑な話かもしれませんが。

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アメリカンドリームをかなえた男の子

アウル・シティーに最近はまっています。アメリカのミネソタ出身のエレクトロニカのアーティストですね。アダム・ヤングという人のソロ・プロジェクトです。元々はCall Me Maybeのカーリー・レイ・ジャプセンと一緒に歌ったGood Timeが好きで、そこから興味を持ったんですが、彼、アダム・ヤング実にいいですね。

アダム・ヤングの見た目はなんていうか、ちょっとさえない感じなんです。いかにも気の弱そうな顔。彼大人ですけど、たとえばハイスクール時代にアメフトのクォーターバックとかが殴ったら壁まで吹っ飛びそうです。はじめのスパイダーマンのピーター・パーカー的な感じというか。アメリカ的いじめられっこ風に見えます。最近のアーティスト写真見るとどういうわけだか髭をきちんとそれていないように見えて、これ、私だけでしょうか、これがまったくおしゃれにみえない。単純に気がまわらなくて髭をそりそこねちゃったよ、みたいに見えます。ビルボードで上位に来るなんていうと、モテモテだろう、金も山ほどあるだろう、薬や酒に身を持ち崩さないといいけどね、みたいな気持ちにさせられますが、彼の場合は本当にこの人がアウル・シティーなのかな、と疑わしい感じすらします。曲の透明感はとても本人に重なるのですけれど、でもビルボードでのし上がる力強いイメージはどこにもありません。

あまり裕福な家庭の子ではないらしく、飛行機に乗ったのも海外に行ったのも遅かったとか。インタビューの受け答えなんか読んでいても実に謙虚です。謙虚なアメリカ人。ちょっと、不思議な気がします。でもこれも偏見ですね。アメリカ人にだって謙虚な人はいますよ。日本人に礼儀正しくない人がいるように。

声は透明感があって軽いタッチ。まるで羽みたい。言葉の選び方も透明感があって美しいですね。オタクタイプのミュージシャンがヒットチャートの上位にいる、というのはなんだか嬉しいことのように思います。だって、あまり裕福でない家のさえない男の子が1人で地下室で作った歌が世界中で認められるなんて、これ、まさに夢じゃないですか。アメリカンドリーム。そういう意味ではアウル・シティーはアメリカらしいアーティストなのかもしれませんね。